インタビューINTERVIEW

訓練系・就労系サービス

(就労移行支援・就労定着支援)

就労支援員・大泉さん
入社3年目

-基本情報-

〇所持資格/精神保健福祉士
〇趣味/裁縫、楽器演奏

-大泉さんのとある1日のスケジュール-

豊かな人生を送れる人を増やしたい

Q. 障害福祉の業界には、いつ頃からご興味をお持ちになりましたか?

福祉自体は小学生の頃から興味がありました。小学生ながらに、なんとなく人に関わり、人を幸せにできる仕事がいいなと思っていました。当時は「福祉=高齢分野」のようなイメージがありましたが、年を重ねていくうちに、障害分野を含めていろいろあるんだなというのを知りました。
自分自身、ガラスのハートで結構心が繊細なので、心の健康という点でも障害分野に興味を持つようになりました。そこで、同じように心に悩みを抱える人たちを助けたいという漠然とした思いから障害福祉業界を選びました。

Q. 入社しようと思ったきっかけは何ですか?

大学で学ぶ中で、仕事やキャリアの選択がメンタルに与える影響がとても大きいことに気付き、その部分を支援することで人生が豊かになる人を増やしたいと思いました。一方で精神障害について学んだ際、今まで自分が精神障害のある方に抱いていた印象と大きく異なることに衝撃を受け、精神障害のある方への偏見を少しでも減らしたいと感じました。そして、そのどちらも実現できるのが「就労移行支援」だと考えました。
多数ある就労移行支援事業所の中から当社を選んだ理由としては、会社説明会で「従業員である我々自身が幸せになることが大事」というお話から、人の温かさを感じたからです。

利用者さんと喜びを分かち合えることがやりがいに

Q. 日頃の業務の中で、どのような点にやりがいを感じますか?

就職した利用者さんが「職場で戦力になっている」という話を聞いた時や、利用者さんご本人から「前の職場ではたくさん注意されていたけど、今は安心して働くことができている」という話を聞いた時です。また、ふだんの訓練の中でも「挨拶ができた」「作業のスピードが10秒縮まった」など、小さな喜びを利用者さんと共有できた時はやりがいを感じます。

Q. 「今は安心して働けています」というお話をしてくださった利用者さんに対しては、どのようなことを心がけて支援をされていたのですか?

その利用者さんには「もう一度自分に合う仕事を探してみたい」という想いがあり、その点をサポートできるように支援をしてきました。一つのことを極めるのではなくて、いろいろな訓練内容を通じて、幅広く経験ができるような支援を心がけたことが良かったのだと思います。

Q. 利用者さんからの「職場でのエピソード」は、利用者さんの方から話してくれるのですか?

我々から聞いて「いいことがあった」とか「褒められた」と教えてくれるパターンが多いです。「それはすごく評価されている、役に立っているということですね」と答えるようにし、本人の自信につながるようなやり取りを心がけています。

利用者さんへの伝え方を大切にしたい

Q. 利用者さんの支援を行う際、特に大切にしていることや工夫している点を教えてください。

何よりも利用者さんへの伝え方を大切にしています。言葉の受け止め方というのは人それぞれなので、時には他のスタッフにも相談しながら、言葉の選び方やタイミングに気を遣っています。

Q. 「利用者さんへの伝え方」では、特にどのようなことに気を付けていますか?

利用者さんに対して「こういう時はこうした方がいいですよ」とお伝えする時に、周りに他の利用者さんがいる状態でお伝えをしてしまうと「注意されて恥ずかしい」という気持ちになる方がいらっしゃるので、例えば他の利用者さんから離れたところでお伝えするとか、個室でお伝えするようにしています。

教えるのではなく、一緒に考える姿勢が重要

Q. これまでの業務の中で、印象に残っているエピソードはありますか?

入社1年目の時に、就職についてある利用者さんに助言をした時に、「社会人経験の浅い支援員はあまり信用できない」と言われたことです。非常にショックでしたが、同時に説得力のある支援をするためには、支援員自身の振る舞いや知識、信頼関係が重要であることを学びました。

Q. その時と今とで、支援する時の行動や考えはどのように変わりましたか?

「教える」ではなくて「一緒に考える」ということです。「こういう時だったら相手はどう思いますかね。私はこうだと思うんですけど、どうですか?」と一緒に考えながら並走することを意識しています。利用者さんの中には社会人経験がある方も多いので、「今までこのような場面ではどうされてきましたか?」という感じでお話を引き出し、それについて「私もすごく勉強になりました」という風にお伝えすると、利用者さんと良い関係性を築きながら支援をすることができるなと感じます。

Q. 今もし大泉さんの後輩で同じような壁にぶつかっている方がいるとしたら、どんな風に声をかけますか?

分で経験を重ねてから初めて気付くことってたくさんあると思うので、「まずはトライアンドエラーを繰り返しながらいろいろやってみて」とお伝えしたいです。「お互いに一緒に働く仲間として利用者さんに歩み寄り、対話を繰り返しながら、一緒に高め合っていけるといいよね」ということを伝えられたら理想です。

情報共有は事実だけを伝えることが基本

Q.他のスタッフと連携・協力しながら業務を進めることも多いかと思いますが、その中で
意識していることは何ですか?

情報共有をする際、事実だけを伝えるように気を付けています。主観が入ると、利用者さんのニーズを誤って捉えてしまい、見当違いな支援をしてしまうことにつながります。また、事実だけを共有することで、自分にはない視点を他の支援員から得ることもでき、チームでのより良い支援につながると思います。

Q.支援内容の記録作成や報告を行う際、どのようなことに気を付けていますか?

利用者さんと「言った/言わない」にならないよう、伝えたことなどをできる限り詳細に文章に残すようにしています。文章で残すことによって過去の記録を参照しながら支援を行うことができるだけでなく、その記録を基に、チームで対応を検討する時にも役立ちます。

利用者さんが幸せでいられる場所を作ること

Q.この仕事を始めてから、自分の価値観や考え方にどのような変化がありましたか?

入社したての頃は、就労支援は「できないことをできるようにすること」だと考えていました。しかし、就職先で生き生きとしている利用者さんや、事業所で一生懸命訓練をしている利用者さんと接するうちに、「社会では一人ひとりが役割を持っている」ということに気付きました。これからも利用者さんの得意なことを活かせる仕事を一緒に探しながら、輝ける場所を見つけられるよう支援していきたいです。

Q.大泉さんにとって就労支援とは、一言で言うとどういうお仕事だと思いますか?

「利用者さんが幸せでいられる場所を作る」お仕事かなと思っています。お仕事というのは人生の一部でしかないと思うんですけど、人生に占める割合は大きいと思うので、お仕事で自信がつくと、その後の人生も良い方向に行くのではないかと思います。
就労支援をしていると、内定を頂けるまでの支援を含め、利用者さんのご家族、周りの方との人間関係、過去のことなど、すごくいろいろな部分をサポートしていて、その全ての結果が就職に結びついているのを感じます。就労支援というのは、本当に就職だけではなくて、利用者さんの人生や幸せに関われる仕事だと思います。

余暇の過ごし方など

Q.お仕事に取り組むためには、余暇の過ごし方も大切だと思います。大泉さんはどのように余暇を楽しんでいますか?

大学時代からアマチュアの吹奏楽団に入っていて、週1回、学生や社会人の方と集まって練習をしています。楽団には社会人が多く、お互いに仕事の悩みを話し合ったり、社会人の先輩方からいろいろ教えてもらうこともあり、日々の息抜きやリフレッシュができるとてもいい環境だと思っています。

大泉さんが働く事業所

チャレンジドジャパン仙台センター
TEL.022-399-8956

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