障害児支援サービス
(放課後等デイサービス)
現場リーダー・髙橋さん
入社4年目
-基本情報-
〇所持資格/児童指導員任用資格〇趣味/読書・旅行・ライブや演劇鑑賞など
-髙橋さんのとある1日のスケジュール-

学生時代は臨床心理学の勉強を

Q. 入社しようと思ったきっかけは何ですか?
現在の会社(株式会社ミツイ)に入社する前までは、児童発達支援センターなどで勤務をしていました。その際に「ミツイの行動指針」をホームページで拝見し、利用者さんとスタッフの「人間同士の関わり」を大切にされている社風に心惹かれ、入社を決めました。
Q. 髙橋さんは心理学の勉強をなさっていたそうですが、心理学に興味を持たれたきっかけは何ですか?
高校生の時に17歳から18歳までアメリカに留学していまして、そこの高校にサイコロジーという心理学の授業がありました。留学生の私にとっては専門用語が多く難しかったため、科目として取ることはできませんでしたが、それ以来ずっと心理学のことが心に残っていました。
人間同士の関わりを大切にしたい

Q. 利用者さんと接する上で、大切にしていることは何ですか?
利用者さんと接する時は、個々のやりとりを大切にしています。利用者さんが抱えている困り感は様々で見ただけではわからないため、利用者さんに「どうしたい?」とお聞きし、一緒に掘り下げて考えるように心がけています。
Q. 「困り感」とはどういうものですか?
例えば一見すごく楽しそうにしているけれど、実は困っている障害のある児童がたくさんいます。「一番困っているのは本人だよ」という想いで、この言葉を伝わせていただいています。
Q. 「一緒に掘り下げて考えることを大切にしている」という具体的なエピソードをお聞かせいただけますか?
例えば利用者さん同士で仲良く遊んでいても、おもちゃの取り合いとか、ちょっとしたことがきっかけで怒りの気持ちが出てしまう利用者さんがいます。
先日、実際にそのような場面がありました。何がそんなに嫌だったのか、一方の利用者さんとは場所を変えてお話をして、「実は学校でこんなことがあって、〇〇君とうまくいかず、自分としては親切にしたつもりでも勘違いされ、大きな声で叫ばれたことがずっと気になっている」というお話を伺った時に、その利用者さんが望んでいることや、どうしていくのがいいのか一緒に考えることが大切だと感じました。どうしても言葉だけのやり取りだと、より辛くなってしまう利用者さんもいるので、そこは利用者さんに合わせていますね。
こどもたちの笑顔と出会える瞬間が大きなやりがいに

Q. 障害児支援サービスに関わる中で、特にやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
利用者さんとの遊びや関わりの中で最大級の笑顔を頂いた時です。毎日同じ時間を過ごしていく中で、昨日と同じ日が全くないことや、ご家庭や学校でも見られない利用者さんの一面を発見できることは大きなやりがいです。
Q. 「最大級の笑顔」は、具体的にどんな時に見られますか?
うちの事業所では、始まりの会や帰りの会で、ボードを使って「嬉しいポイント」を発表してもらっています。ある時、男の子の利用者さんがうっかりお茶をこぼしてしまったのですが、女の子の利用者さんが一緒に拭くことを手伝ってくれました。そのことを皆さんの前で「すごく素敵だと思いました。ありがとうございます。嬉しいポイントです!」と伝えた時、その女の子の笑顔がまさに最大級だと感じました。
また、遊びの中でタオルケットをそりにして「わーっ」と走らせるのが流行っているのですが、スピードが出た時の曲がり角では、とても素敵な笑顔が見られます。
Q. 笑顔を見た時はどういう気持ちになりますか?
週の始まりであれば、今週も頑張ろうと思うし、週の終わりであれば、今週もいろいろ準備してきた甲斐があったんだなと思います。社内に「笑顔笑顔」という掲示があり、社員や保護者の方、利用者の方の笑顔を循環させていくことを理念にしているので、やっぱり利用者さんの笑顔を引き出せた時は嬉しいです。
保護者の方とのコミュニケーションも大切

Q. 保護者の方とのコミュニケーションで、特に工夫していることは何ですか?
マイナスに捉えられる可能性が高いと思ったことほど、タイムリーにお伝えするように心がけています。素敵だと感じたことも具体的にお伝えし、保護者の方からも「この事業所の職員の方になら話せそう」「いろいろな事業所があるけども、やっぱりリッキーガーデンだ」と思っていただける姿勢を忘れないようにしています。
Q.「マイナスに捉えられる可能性が高いことほどタイムリーに報告」というのはどういうことですか?
やっぱり遊んでいると、どんなに気を付けていても机の角に頭をぶつけたり、タオルケットのそり遊びで転んだなんていう状況があります。そういった時、お仕事でこの時間しか電話がつながりませんというご家庭には、その時間帯に電話をかけています。「その後痛みは出ていないですか」とか「今後はこういう風に気をつけようと思っていますので、よろしくお願いします」という一言は必ず伝えています。
障害のある児童に自信を持ってもらうために

Q.障害のある児童が成長していく上で、周囲の人にどのように関わってほしいですか?
「障害のある児童」という言葉だけが一人歩きしてしまうと、社会で生きていくための自信や、一歩踏み出すきっかけが失われてしまいます。障害のある児童自身が「他の人ができることができない自分」に一番困っているということをぜひ理解していただき、学校やご家庭、障害福祉サービス事業所以外の場所でも大人から笑顔やあいさつ、ちょっとした言葉をかけてもらえる体験を重ねていけるよう関わっていただきたいです。
Q.「ちょっとした言葉をかけてもらえる体験」についてもう少し詳しく伺ってもいいですか?
障害のある児童はネガティブな面が目立ってしまいがちなので、そこだけを言われてしまうと「自分って本当に何もできないんじゃないか」という想いになり、自分の成長の機会が失われてしまいます。
学校や放課後等デイサービスではないところ、例えば公共の交通機関や、町の中でのちょっとした触れ合いを通じて「挨拶できたね」という声をかけていただくことで、一人の人間としての関わりという経験をぜひ積み重ねていってほしいです。大人になって苦しい局面に当たった時に、「自分はこういうところができるから乗り越えていける」と考えてもらいたいです。
周りの人たちのおかげで自分も成長

Q.障害福祉業界で働く中で、仕事を始めた時と比べて自分が成長したと感じる点はありますか?
以前と比べると、ただ単に「できなかった」「うまくいかなかった」で終わらずに、「次はどのように関わろうか」と考えながら行動に移していけるようになったことは、自分でも大きな成長につながったと感じています。今後も障害福祉の仕事を続けていくために、現状の自分に慢心することなく、振り返りを大切に心がけていきたいですね。
Q.「次にどのように関わるか」の部分について詳しく伺っていいですか?
以前勤めていた事業所である利用者さんを支援していた時、鉛筆で書くのは難しくても、色鉛筆で好きな色を選ばせたら喜んで書いてもらえたという経験をしています。書くことは楽しいと思ってほしいので、そういった工夫はこれからも続けていきたいです。
どうしてもうまくいかない時は、お家での様子をお聞きしてから、何かしらヒントを得ていくことも大切だと感じています。例えば恐竜が好きな利用者さんであれば、恐竜にちなんだものをプリントで出すとか、体を動かすことが好きな利用者さんであれば、存分に体を動かしてリフレッシュしてから、最後にちょっとだけ机に向かわせるとか、自分なりの工夫はできるようになってきたかなと思います。
Q.それはいつ頃からできるようになりましたか?
以前勤めていた事業所で、保護者の方から「うちの子を人間扱いしてくださってありがとうございます」と涙を流されるという体験をしました。それ以来、一人の人間としての関わりについて考えるようになりました。
20代の頃はまず受け止めなくちゃと考えていたのですが、当時の管理職や上司の方から「受け止めるだけではなく、具体的にこちらが伝え返すことも大事だよ」という話をされ、自分の考え方を変えるきっかけになりました。
余暇の過ごし方など
Q.お仕事に取り組むためには、余暇の過ごし方も大切だと思います。髙橋さんはどのように余暇を楽しんでいますか?
自分の時間をとても大切にしているというか、私、趣味がたくさんありまして(笑)。
好きなバンドのライブに行くのも好きですし、演劇を鑑賞するのもすごく好きです。その他には映画を観たり、漫画や小説を読んだり、非日常を味わえるようなことが好きですね。旅行も年に一回くらい近場に出かけていて、最近だと新潟県の村上市の方に行ってきました。
髙橋さんが働く事業所
リッキーガーデンあすと長町
TEL.022-395-9843
