トップページに戻る

カレーの画像

店舗勤務

わらしべ舎西多賀工房「カレーショップ桜蔵」

店舗厨房・接客担当/森 大輔さん

社会福祉法人わらしべ舎/櫻井 秀太さん

店舗厨房・接客担当 森 大輔さん

カレーを持っている森さん

できることが増えるという喜びが、
お客さまからの「ありがとう」へつながっていく。

話をしているカレー屋の森さんと櫻井さん

「いらっしゃいませ!」と、力強く落ち着きのある声で出迎えてくれたのは森大輔さん。森さんは「わらしべ舎 西多賀工房」に併設する「カレーショップ桜蔵」で、スパイス計量や材料カットなどのカレーづくりをはじめ、お客さんの案内、オーダーの対応や配膳といった、多くの仕事をこなしています。

1997年からわらしべ舎に通い、リサイクル石鹸づくりや手工芸品づくりなどの仕事も経験しましたが、現在のカレーショップでの仕事が気に入っていると話します。「最初は大変でしたが、わからないことはみんなに教えてもらい、さまざまな仕事ができるようになりました」。

キッチンカーのカレーから生まれる新たな交流。

キッチンカーから顔をだす森さん

キッチンカーの前に立つ森さん

カレーショップの仕事の中でも、森さんが特に好きなのがキッチンカーでのケータリングやイベント出店。わらしべ舎では障害のある人が働く様子に触れてもらいたいと、キッチンカーでの出店を積極的に行っています。

これまで仙台市内のいろいろな場所でカレーを販売してきた森さんですが、近頃では仙台市内にある高校での販売も担当。「キッチンカーでカレーを盛りつけるのが楽しいです。お客さんと話すのも好きで、『ありがとう』と声をかけられとうれしいです」といつもの様子を語ります。定期的に開催されている「ふれあい製品フェア」にもキッチンカーで出店。カレーを通して、お客さんとのふれあいを楽しみながら仕事をしています。

社会福祉法人わらしべ舎 櫻井 秀太さん

インタビューをうける櫻井さん

カレーは地域とのつながりをつくるツールの一つ。

「私たちは『働く場』と『生活の場』のフィールドで、障害のある人が生き生きと過ごせるようにサポートしています」。そう話すのは「わらしべ舎 西多賀工房」でサービス管理責任者を務める櫻井秀太さんです。

この施設の利用者は「カレーショップ桜蔵」での商品づくりや接客をはじめ、リサイクル石けんづくり、エコ活動などに当たっています。こうした活動をする上で、わらしべ舎が大切にしているのが「地域の中で共に生きる」こと。

櫻井さんは「カレーも障害を持った仲間たちと地域をつなぐツールの一つです。どんな障害を持っていても、社会に貢献できることを知ってもらいたいです」と語りました。

互いが補い合い、“ハッピーな関係”がつくれる社会を。

櫻井さんと森さんの2ショット

大学で児童分野を中心に学んでいたという櫻井さん。「障害のある人も子どもも、純粋な目線で向き合ってくれるのは同じでした」と話します。この仕事のやりがいを「保育所や学校と比べて一緒に過ごす年月が長いので、一人ひとりの成長を見守れること」といい、「利用者が自信をつけて成長できるよう、多くの成功体験をつくりたいですね」とその想いを明かしました。

「これからも障害を持った仲間と社会の接点を増やしていきたい」という櫻井さんが、最後に一つのエピソードを紹介してくれました。「柔道教室の納会にキッチンカーを呼んでもらったことがあって。以前は親御さんが担当していた調理を私たちが担うことで、親子で柔道を楽しめる時間が生まれました。このように障害の有無に関係なく互いを補いあうことで、ハッピーな関係を築けていければうれしいですね」。

社会福祉法人わらしべ舎

カレーショップ桜蔵

  • 住所/仙台市太白区西多賀3丁目1-25
  • 営業時間
    火曜~金曜/11:00~15:30(L.O 15:00)
    土曜・日曜/11:00 ~ 17:00(L.O 16:30)
  • 定休日/月曜・祝日
  • WEB/https://www.warashibesha.com/sakura

カレーショップ桜蔵の外観

ふれあい製品フェア

勾当台公園市民広場で年6回程度開催するイベント。障害のある方々が活動する約30の団体が出店し、アクセサリーや布製品、野菜・パン・お菓子などの雑貨と食品を販売します。また、各区役所、仙台市ガス局でも定期的にふれあい製品の展示会を実施していますので、想いが詰まった製品をぜひお手にとってご覧ください!

※ふれあい製品とは障害のある方が製作した心のこもった様々な製品のことです。

トップページに戻る

上に戻る